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2016/7/21 Updated

佐久大沢「薪の森」 森ライ遊撃隊による下草刈り

活動日
2016年7月10日(日)
活動場所
長野県佐久市大沢「薪の森」

活動レポート

佐久 大沢「薪の森」のコナラ苗木救出に森ライ遊撃隊が出動!

森ライでは、昨年から森づくりリーダー育成をめざすスキルアップ講習会を実施し、刈払機やチェーンソーで安全な作業手順、危険予知などを有志メンバーが学んできました。今回は、その成果を活かすべく佐久大沢の「薪の森」で4名の森ライ有志メンバー(=森ライ遊撃隊)と信州そまびとクラブの工藤さん、池田さんを交え、刈払機による下草刈りを実施しました。
刈払機で植栽地の下草刈りを実施

いつもの鎌ではなく刈払機を使用するので気を引き締めて!

佐久市大沢財産区の「薪の森」は、2014年の秋からコナラの森づくりをスタートし、2015年に約0.3haの植林を実施、2016年は約0.5haの植林を実施しています。コナラの苗を植えた約0.8haのフィールドには、夏になり雑草が伸び放題。植えたコナラの苗は、雑草の海に埋もれています。森ライでは、一般参加者による「薪の森」の下草刈りを今年2回実施しますが、それだけではとても追いつきそうにもありません。そこで、森ライ遊撃隊が出動です。刈払機を使って手鎌での作業が困難なエリアを中心に下草刈りを行います。

植栽地は、一面の緑の海

植えた苗がどこにあるかわからないほど雑草が生い茂っています。

東京は、雲が低く垂れ込め梅雨明け前の微妙な天気。しかし、佐久は青空が顔を出し、ハルゼミやヒグラシが鳴き始めています。午前10時に薪の森に集結したメンバーは、まず工藤さんと一緒に現場の視察を行い、それぞれの担当エリアを決め、作業の手順などを確認しました。想像していた以上に雑草が生い茂っているのでびっくり。腕が鳴ります。刈払機の安全ベルトを装着し、刈払機に燃料を入れ、エンジンを始動させます。久しぶりに刈払機に触るので講習会で習ったことを思い出しながら一つひとつ確認していきます。防振手袋、防護メガネなどを身につけ、いざ出陣です。

夏の下草刈りは暑さとの戦い

エンジン音を響かせながら快調に刈っていきます。

糸田隊員は大型バスが停車するスペースと通路の草刈りを。他の5名はタケニグサが生い茂ってしまった2015年植栽地の草刈りをすることにし、間隔をおいて横に散開し斜面の下から草を刈っていきます。場所によっては、人の背丈ほどのタケニグサが密集し、植えたコナラの苗も目印棒もまったく見えません。誤伐しないよう、注意しながら刈り進みます。今年の4月に植えたコナラの苗は概ね活着していて、元気に生育していました。日差しが強く、すぐに汗だくになります。熱中症にならないよう、水分補給をまめに行いながら作業を続けました。

未来の森の姿を思い描いて草を刈ります

薪の森の一角には、今年の5月に大沢保育園の園児たちが記念植樹をした7本のオオヤマザクラの苗があります。大沢財産区の議員さんたちが鹿除けネットで厳重に囲んでおいてくれたので、鹿の食害にも遭わず、すくすくと生育していました。苗の根本には植えてくれた園児の名前を記入した札が立ててあります。園児たちが成人式を迎える頃には、ここでお花見ができるかもしれません。その頃には、コナラ苗も生育し、薪材を生産することもできるでしょう。下草刈りは、過酷な作業ですが、森を育成していくためには不可欠の作業です。植えたコナラたちが大きく育ち、森になる姿を夢見て、下草刈りに汗を流しました。

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  • 「薪の森」の駐車スペース入口。ゲートが新しくなっていました。

  • バスが駐車するスペースも草ぼうぼうです。

  • 安全ベルトを装着して、作業の準備。

  • 横一列に散開して作業に取り掛かります。

  • 大沢保育園の園児たちが植えたオオヤマザクラの苗木。

  • 4月に植えたコナラも元気に育っています。

  • 斜面での刈払機の作業は慎重に。

  • お昼休みに池田さんからスイカの差し入れ!うれしい!

  • そろそろお昼にしようよ!

  • 苗を誤伐しないよう慎重に刈り払います。

  • 大分、きれいになりました。

  • 作業終了、引き上げます。

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