きみは下草刈りをどう楽しみますか。BBQとスイカ割りもあるよ!ツアー
- 活動日
- 2015年8月29日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市蓮沼殿下海岸防災林
活動レポート
夏の重要ミッション・下草刈りはいよいよラストスパート!
夏休みの終わりに、森で思い出作り
「最高のお天気の中、お集まりいただいてありがとうございます!」そんな竹垣隊長の第一声からスタートしたこの日。朝から小雨が降り、お盆前までの猛暑を忘れてしまいそうな涼しさです。とりあえず熱中症の心配はなく、雨さえ止んでくれれば作業はしやすそう。蓮沼殿下海岸に集合したのは25名。そのうち4名は、初参加の女子中学生グループ !夏休み最後の週末に森ライに参加してくれた彼女たちには、ぜひすてきな思い出を持ち帰ってほしいものです。大人としていいところを見せねば、と心なしか背すじの伸びた一同は、さっそく植林区画に足を踏み入れます。
刈り放題、スタート!
見渡す限りの草、草、草。森ライはこの夏も数回にわたって下草刈りを続けてきましたが、刈ったあとからすでに伸び始めているところもあり、夏草の勢いには圧倒されるばかり。しかし、植林したクロマツが元気に育ち、暮らしを支える海岸林として完成するには、下草刈りは欠かせない作業!パラついていた雨も止み、コンディションは良好。草刈り鎌を片手に前進あるのみです。メインの作業場所は、まだ手つかずの雑草と灌木が生い茂る一角。リーダーの関さん、木田さん、菅さんを中心に3つのグループに分かれ、初心者は鎌の扱い方を教わりながら、さっそくざくざくと刈り始めます。「楽しいかツラいかで言ったら、ツラいです。早めに自分なりの楽しいポイントを見つけるのがコツですよ」。ネガティブなようなポジティブなような管さんのアドバイス に、みんな「なるほど」という表情。中学生グループも頼もしく鎌を使いながら、背丈を超えるほどの草むらに分け入っていきました。
クロマツは無事に成長中
作業が進むにつれてグループはあまり関係なくなり、それぞれ目に付いた草を刈りながら前進、前進。きれいに刈り取られた場所には、ようやく若いクロマツたちの姿が見えてきました。一部、草に日ざしを遮られて枯れてしまった木も見られましたが、大半は元気に枝を伸ばしています。参加者には植林から携わっている人も多く、「よかったね!」「ね!」と喜び合う声も聞こえてきました。気温が低いとは言え、これだけ体を動かしていると次第に汗が滲んできます。冷たい麦茶でひと息つきながら、ひたすら刈り進み、気がつけばあっという間に2時間ほどがたっていました。「そろそろ終了です!」と隊長から声がかかりますが、なかなか手を休めない一同。目の前のある分だけでも刈り終えたい!そんな几帳面なみなさんの活躍で、この日は予定より広い面積の下草刈りを終えることができました。クロマツたちは太陽の光をしっかり浴びて、元気に育ってくれることでしょう。
ビーチで日本の夏を楽しむ
片付けを済ませた一同は、海の家ヒラノへ。お昼はここでBBQと、日本の夏の定番スイカ割りです。さっそくビールをあける人、焼く係に徹する人、お皿を片手に待つ人、ビーチに向かって飛び出す子どもたち。思い思いの時間を楽しみながら、お腹いっぱい食べました。スイカ割りは「もうちょい右!」「そのまままっすぐ!」などなど声が飛び交い、とってもにぎやか。意外と頑丈なスイカに苦戦しましたが、数人がかりで2個を割り、みずみずしく甘いスイカにありつくことができました。お風呂に立ち寄って汗を流し、帰路につくころ、パラパラと雨が降り始めます。タイミングが絶妙!「3.11復活の森」プロジェクトは、今後も冬の地拵え、林帯幅を広げるための植林と季節ごとの活動を続けていきます。私たちの暮らしを守る大切な森を、今後も見守っていきましょう!
Voice
─参加者の声─
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お友達どうしで参加の中学生グループ
学校で、夏休み中に何か一つボランティア活動に参加することになり、いろいろ検索して森ライを見つけました。集合場所もわかりやすいし、草刈り作業も面白そうだね、と話し合って決めました。あと、九十九里浜に来てみたかったんです(笑)鎌を使うのは初めてですが、もくもくと刈っているといつのまにか進んでいるのが達成感があって楽しいです。握力のトレーニングにもなりそう!