さあ、植えるぞ3,000本!
2016年最初の植林ツアーは蓮沼の海岸林復興!
- 活動日
- 2016年2月28日
- 活動場所
- 千葉県山武市 蓮沼殿下海岸
活動レポート
植えるぞクロマツ3000本!
殿下海岸で2016年最初の植林スタート!
海風にも負けず参加した110名のメンバー
総勢110名の大所帯、A~Eチームに分けて活動開始。樹木医の関さん、東京都檜原村で林業を営む(株)東京チェンソーズの木田さん、吉田さん、佐田さん、森ライ岩崎&高橋の5チームで3000本のクロマツを植えます。松という樹種は松くい虫の被害を受けやすい樹種。せっかく植えて育てても被害にあっては意味がないので、ここ蓮沼に植えるクロマツはそんな害に強い抵抗性クロマツ苗。海風にも虫にも負けず、育っておくれクロマツよ。
時間をかけて海岸林が育っていきます
1m~1m80㎝ほどになったクロマツとマサキ、トベラは2012年の震災翌年に植えたもの。今日植えるクロマツも、4年後の2020年の東京オリンピックの時には同じくらいの背丈になっているハズ。木が育つスパンは長く、この蓮沼を津波が来る前の状態に戻すのは50年以上かかるとも言われています。それでも、こうして手を入れていけば蘇っていきます。
何もないこの景色が森にかわっていく
今年で5年目の森ライの活動で2.6haはすでに植林がされました。今後は1.3ha分を植林して回復させていきます。まず今日は3000本。1人当たり30本弱を目印棒に従って植えていきます。海沿いは風が強いため、最初は密集して生えさせてお互いを風から守り、1本1本がある程度太く育ってから、光を当てるために間伐を行います。自立できるようになるまで手を加えて育てるのは木も人も同じですね。
林業のプロがリーダーとして参加!
東京都檜原村で林業を営んでいる(株)東京チェンソーズからも3名の社員が今日は各班のリーダーとして参加してくれました。「普段は基本山の中での林業なんで、今日は海沿いということもあり少し勝手が違います」とのことでしたが、さすがプロ!植物の扱いは実はとっても合理的な理由があるのですが、その理論がとてもわかりやすく、普段は土をいじったこともない都会派の初参加者もすんなりと作業に入っていました。
植えた、3000本!一面に生えるクロマツの子ども達
厳しい生育環境にある海岸林は1haに10000本の苗を植えますが、110人のパワーで見事に3000本の苗を植え終わりました!これから5~7年間は下草刈りをして苗に日光が当たるように育て、10年を過ぎると除伐や間伐を行って適正な本数に揃えていきます。その道のり数十年。気の(木の)長~い作業ではありますが、こうして高波や津波の被害を軽減し近隣の方が住みやすい環境を作っていくのが森ライのミッションであります。
Voice
─参加者の声─
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重田和也さん(豊通ケミプラス)
初めて参加しましたがすごく楽しくてハマりそうです!運動会とかだと、勝った負けたみたいな結果がどうしてもあってそれはそれで良いのですが、この活動はそういったのがなく純粋に楽しいです!休みの日に青空の下、体を動すって気持ちが良いですね。次回もまた参加します!