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2015/12/2 Updated

そうだ、下草刈りに行こう!九十九里浜の海岸林育成のための草刈りツアー

活動日
2015年7月4日(土)
活動場所
千葉県山武市 蓮沼殿下海岸

活動レポート

力を合わせてはかどる、はかどる!本日のノルマ、めでたく達成!

東日本大震災の津波で被災した、九十九里浜の海岸林を再生する「3.11復活の森」プロジェクト。5回目の夏が巡ってきました。大量の汗をかく作業、森づくり活動の中で最も過酷(やりがいがある!)と言われる下草刈りの季節到来です。この日は一般参加の皆さんのほか、モルガン・スタンレー、TOTOバスクリエイト、TOTOハイリビング、綜合警備保障(ALSOK)各社から社員ボランティアの皆さんが参戦してくれました。総勢約80名での作業は目に見えてはかどり、踏み込むのにも躊躇するほど雑草に覆われていたクロマツの植栽地は、見違えるようにすっきりとしました!
雑草の海から、クロマツを救え!

この雑草の大海原を前にすると、さすがにひるみます…。

下草刈りファンの皆さん待望のシーズンがやってまいりました!活動現場に到着すると、そんな皆さんのワクワクに応えるかのように待っていたのは胸まである高さに育った雑草と灌木。ここからクロマツの苗木を救出しなくてはなりません。まずはいつものように、竹垣隊長から鎌の使い方、蜂やトゲのある植物、また、急な天候の変化、特に雷への注意事項を。安全第一は、常に心に刻まなければいけないのです。季節柄、炎天下での作業が多い下草刈りですが、この日は時折しとしと細かい雨が落ちる曇りの天候。少し蒸しますが、気温も高くなく、活動しやすいコンディションです!

鎌を手に、前進あるのみなのです

こうやって苗木を救出するのです

参加者の中には、この地の地拵えから目印棒の設置、植林まで、一部にでも携わってくれた方が少なくありません。津波の被災地での活動ということもあり、思い入れはひとしおです。手強い相手ではありますが、大事な苗木にちゃんと太陽の光が注ぎ、元気に育っていくよう、力を合わせて雑草の海原をやっつけましょう!…とはいえ、最初は「どこから手をつければ…」という景色でしたが、鎌を入れ始めれば、あとはひたすら前進あるのみ!少しずつでも確実に成果が目に見えるのが、この作業のいいところです。次第にしたたる汗を拭いながら、ザクザク、ザクザク刈り続けます。

体育会系、強し

各企業と、森ライ一般参加者の計4チームにそれぞれ作業エリアが割り振られています。いわゆる「ノルマ」(笑)。負荷の高い作業ゆえ、各自のペースで無理なく進めるのも大事。しかしどうやら、ALSOKチームのスピードがちょっぴり目立つようです。ひとり一人の体力もさることながら、チームとしての機動力も、さすが自他ともに認める体育会系!一同納得です。そして一般参加チームにも、彗星のように現れたヒーローが!森ライ一般参加者では最年少のヒカルさんとタケルさんの兄弟。その馬力と掛け声が他を圧倒!周囲をも盛り上げます。

大変な分、達成感も大きい下草刈り。またのお越しを!

まだまだ先は長い!

大勢の皆さんの活躍により、作業は想像以上にはかどりました!くたくたになりながらも、「あとここだけやろう!」と、有志がもう一踏ん張りしてから終了。素晴らしい成果が得られました!「絶対筋肉痛だ!」と言いながら、表情は晴れやかな皆さん。全員で記念撮影をしたあと、 TOTOグループと綜合警備保障のメンバーとは現地解散です。残る皆さんは、バスで近隣のホテルに向かい、お風呂で汗を流し、お弁当タイムです。本当にお疲れさまでした!下草刈りはまだまだ続きます。ぜひ毎週のお越しを(笑)!

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  • まだまだ先は長い!でも、成果も見えやすい!

  • 「(肉体労働は)得意分野ですから!」と頼もしい、ALSOKチーム。

  • 賞賛の声続出のタケルさんの勇姿!※森づくりの作業では、基本的に長袖着用です。ランニングはNG。タケルさん、次回からは長袖着用で、よろしくお願いします!

  • クロマツが、見事に姿を現しました!

  • やったぞー!

  • 汗を流したあとのお昼ごはん。モリモリ食べました〜

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Voice
─参加者の声─
  • 松山明日香さん
    昨年から活動に参加するようになり、植林や伐採は経験済みです。森づくり仲間に下草刈りはさらにやりがいがあると聞いて、気合いを入れて来ました!ビフォア・アフターが目に見えるのが快感ですね。私はもともとアウトドア派ではありませんが、森ライの活動はそんな私にとっても敷居が低く、技術的にも気持ち的にも気負わずに参加できます。被災地の復興に、こうした形で携わる機会が持てたのも嬉しいです。
  • 田多井タケルさん
    今日の活動は母が見つけて来て、父と兄の男3人で参加しました。雑草を鎌で刈るのは初めてですが、想像以上に面白いですね。雑草に刃を入れたときの感触がたまりません!楽しんでやると効率も上がりますよね。クロマツの苗木の栄養を、この雑草たちが奪っているのだと思うと「根絶やしにしてやる!」という闘志がわいてきます。特にトゲのある灌木は「にっくき敵」と感じます!頑張るほどに成果が見えるから嬉しいし、きっとまた参加したいです。
  • 中川良雄さん、八恵子さん
    リピーターです。自然が好きで、森が好き。森を、本当は歩くほうが好きですが、歩かせてもらうには、作業だってしないとね。(八重子さんの)出身地である千葉の被災地復興には思い入れもあります。今日は暑すぎず、絶好の草刈り日和でラッキーですね。私たちは手早くないけれど、後々身体に残らないよう(笑)、自分たちのペースを守って作業しています。こんなに草に囲まれながら健気に生きる苗木の姿には、感じるものがありますよ。
  • 村上彰次さん(TOTOバスクリエイト)
    ここでは以前目印棒を設置する動に参加したことがあります。結婚して子どもが生まれ、土日に出てくるのが難しくなっていたのですが、久々に参加できて嬉しいです。大変だけど楽しいですね。私はもともと、会社にきっかけをつくってもらいましたが、今日来てみて一般参加の人たちの多さに感心しました。被災地の復興は誰かがやらなければならないこと。ならば自分も携わりたいという思いです。機会を提供してくれる森ライさんは素晴らしいと思いますし、感謝しています。
  • 平山陽子さん(モルガン・スタンレーMUFG証券)
    初参加ですが思ったより大変ですね。腰にきます(笑)。森づくりにも、ボランティアにも以前から興味がありました。千葉に住んでいるので、地元地域のためになにかしたいという思いもあったため、ちょうど良かったです。キャンプや、スノボ、サーフィンといったアウトドアが好きで自然に触れる機会が多いため、地球環境については普段から意識することが多いです。このような環境にかかわる活動には、今後も参加したいと思っています。
  • 吉田和宏さん(綜合警備保障)、大地くん、恵ちゃん
    貴重な機会なので、イヤだと言われても連れて来るつもりだったのですが(笑)、子どもたちを誘ったら「来る」と言いました。どんなことをするか理解していたとは思えませんけれど、なんのために活動するかは話して聞かせ、津波の被害のことや、被災地のお手伝いのことはわかってくれた様子でした。当社には被災地での支援活動に携わった社員が多く、語り合う機会もあります。皆、役に立ちたい思いが強いですね。うちのような体育会系ぞろいの会社は、今日のような作業に向いてますよ(笑)。