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2016/3/28 Updated

ほうとう作るぞ。樹海歩くぞ。氷穴探検すっぞ!
母と子の野外体験

活動日
2015年11月1日(日)
活動場所
山梨県富士河口湖町鳴沢氷穴周辺

活動レポート

秋色の富士山。
ほうとうづくりと、樹海の氷穴探検!

アウトドアに親しむ機会が少ない傾向にある、シングルマザー家庭の親子を対象にした人気のツアー。今回は、参加17家族、総勢41名で、秋の山梨県富士河口湖町でのほうとうづくりと青木ヶ原樹海にある氷穴探検です。山梨の郷土料理ほうとうは、手づくりすると格別!子どもの手で麺をつくるのはかなりの根気がいりますが、みんなとっても頑張りました!お腹いっぱい食べたあとは、樹海に繰り出して、さながら自然のつくりだした冷凍庫、「氷穴」を目指します。おっかなびっくり、ちょっとした冒険です。今回も、心と体をたくさん使って遊んだね。
晴れた空、色づいた木々

秋色のお山がきれいです。

新宿を出発したバスが富士河口湖町に到着すると、きれいに色づいたお山が目の前に。空は青く高く、空気はひんやり。今日の一日をサポートしてくれる富士山アウトドアミュージアムのみなさんと合流して、早速、お昼ごはん用のほうとうづくりに取りかかります!手順は、富士山アウトドアミュージアムの「ふなぼう」こと舟津章子さんが教えてくれるよ。水を加えてよく練った小麦粉を、めん棒で延ばしてざっくり幅広に切った、歯ごたえのある麺が特徴のほうとう。味噌仕立ての具沢山汁の中で麺を煮込み、熱々をいただきます。調理のハイライトはなんといっても麺づくりです。骨が折れますが、ちびっこに人気の作業でもあるのです。

ちびっこも、麺づくりに奮闘!

粘土みたいでおもしろい?

まずは小麦粉にお水を加えて、コネコネを繰り返し、ひとつの球状にまとめます。なめらかになるまで、体重をかけて…とはいえ、小さな子の場合、これがなかなかはかどりません。それでも根気よく取り組む子どもたち、表情は真剣です。やっとなめらかに仕上がっても、ここからが本番。今度はめん棒で薄く延ばしていきます。これまた慣れないと、大人でも簡単にはいきません。時間のかかる工程を、お母さんやスタッフと一緒に頑張ります。にんじん、かぼちゃ、油揚げ、ほうれんそうなどなど、野菜を切る担当は主にお母さん。さすがに手際が良くて、みんな麺待ち!

頑張れ、頑張れ!

腰のある麺生地は、簡単には薄く延びてくれません!

「先生、これくらいでいい!?」と、あちこちから声が飛びますが、「もっともっと(生地を)薄くして!」…ふなぼうからのOKはなかなか出ません。グループ分けして行われてきた作業には、徐々に差が出てきます。ついに、生地を切って麺状にして、汁に投入するグループが現れました!一方、その時点でまだ先の見えないグループも…。自分でやり切ろうと、黙々とめん棒を転がすちびっこを尻目に「うち、ホントに今日中に食べれるの…?」と弱気になるお母さんも(笑)。

手づくりほうとう、最高です♪

完成した麺を、火にかけた鍋に運びます。

助っ人の力も借りながら、なんとか麺を完成させ、煮込む工程に移ります。薪火に大鍋をかけ、ぐつぐつと、あとは待つだけ。待ち遠しい…!順番に、「できたよー!」と運ばれてくる大鍋のほうとうは、見るからにおいしそう!湯気をふわーっと顔に浴びて、フーフーしていただきます!「おいしい!」と口々に言いながら、おかわりの連続。麺はテーブルによって、仕上がりに個性があって、見た目や歯ごたえも違うみたいです(味見して歩いたお母さん&スタッフ談)。「自分たちがつくったのが、一番おいしいよね〜」と、自画自賛しながら、とにかくおいしく食べました!

お片づけのあとは、樹海に繰り出します。

樹海の自然について、学びながら進みます。

ほうとうでひとしきり盛り上がったあとは、ちゃんと後片付けしましょうね。東京よりもうんと冷たい水で食器を洗い、冷えきった小さな手を、そーっと忍び寄って人の首筋につけて驚かす、いたずらっ子も登場です。驚いた大人の様子に、きゃっきゃと喜んで逃げ回るのです。どんなことも遊びにしてしまう、子どもは遊びの天才です。きれいに後片付けしたら、午後のメインイベント、樹海の氷穴探検に出発!富士山アウトドアミュージアムのスタッフに導かれ、青木ヶ原樹海に暮らすいろんな生き物について学びながら、樹海を歩くこと一時間半弱。さぁ、鳴沢氷穴に到着!

氷穴探検!

0℃ですよー!

今から1150年以上前の噴火で流れ出た溶岩流が形づくった洞窟。地下に開いた入り口を進むと、外とはレベルの違うひんやり感です。「氷穴」と呼ばれるだけあって、夏でも氷に覆われているのだそう。まるで大きなもぐらのトンネルのようにカーブしながら、150m(総延長)も続いているというからすごいです。照明が設置されているとはいえ、中は暗く、途中、狭くなっている箇所や、氷の造形がきれいな箇所があって、まさに探検気分。去年はコウモリ穴、今年は氷穴、富士山の楽しみは、外から眺めるだけではありませんね。無事に探検をやりとげて、「面白かった!」と今日もご機嫌のまま、バスに乗り込み帰途に着きました。

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  • お約束の肩車。竹垣隊長、ちゃんと働いてますよ!

  • 作業中はみんな真剣。

  • 小さな手、大活躍!

  • お母さんと一緒にね。

  • 薪火で煮込むと気分も出ます。

  • 延ばした生地をこうして切るのです。

  • ついに麺投入!

  • グループごとに、鍋にたっぷり!(完食)

  • 感動の瞬間…!

  • 富士山アウトドアミュージアムの舟津宏昭さんもおいしい顔。

  • 後片付けも、頑張りました。

  • 小さな子だって元気に歩く!

  • 鳴沢氷穴についても教わりました。

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