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2015/11/28 Updated

上腕二頭筋をエクササイズ!目印棒の打ち込みと地元酒蔵を応援しようよツアー

活動日
2015年2月21日(土)
活動場所
千葉県山武市蓮沼殿下海岸林

活動レポート

振り返ると一面の目印棒!
おかげさまで、はかどりました!!

【2/21開催】 東日本大震災の津波で被災した、九十九里浜の海岸林を再生するプロジェクト。この日は3月15日(日)の植林に備え、苗を植える位置の目安にするために、「目印棒」と呼ばれる竹の棒を打ち込む作業を行いました。目標は約5,000本!これまでの森ライの経験に照らしても、1日でこの数は厳しいと思いつつ挑みましたが、41名のボランティアの皆さんの素晴らしい連携によりめでたく達成!皆さんの二の腕の筋肉痛は心配ですが、これで安心して来月の植林に臨むことができます。地元の酒蔵で試飲&お買い物のオマケもワイワイ楽しんで、晴れやかな気持ちで帰途につきました。
目印棒打ち込み隊、たくさん集まってくれました!

出番を待つ打ち込み隊。

この日は一般参加の皆さんのほか、TOTOバスクリエイト、TOTOハイリビング、前田建設、綜合警備保障から、それぞれ有志の方々が出動してくださり、総勢41名の、目印棒打ち込み隊です。企業の方々の多くは現地集合。新宿発のバスに揺られながら、「到着したら現地集合組の皆さんが来てなかったりして!」と、冗談めかしながら、ちょっとだけ不安になった竹垣隊長。なんと言っても設置する目印棒の目標本数は約5,000本、人手がとってもほしかったのです。もちろん!現地集合組もちゃんと来てくれていました。頼もしい!

「Ready Go!」のかけ声に、一斉にトントン、木槌でトントン

竹垣隊長のかけ声に合わせてトントントントン!

昨年植えた苗たちが元気に育っている様子を目にし、モチベーションが高まります!竹垣隊長によるオリエンのあと、等間隔にマークをつけた長いロープを渡し、その間隔に合わせて横に整列する目印棒打ち込み隊。片手に目印棒、片手に木槌の勇姿。竹垣隊長の「Ready Go!」のかけ声が響くと、一斉にトントンと打ち込んでゆきます。1本打ち込んだら、ロープ係が前進するのに合わせて歩み、また1本。これの繰り返しです。次に打ち込む目印棒の供給係も大忙し。ノルマ達成まで、先は長い!トントントントン、ひたすらトントン。

だんだんと、腕にきます

トントントントン!

「上腕二頭筋を鍛えに来ました!」と、参加動機?を語る女性も少なくなかったこの日の作業。始めのうちは、「(ハードだと聞いていたけど)こんなもの?」と感想を漏らす作業初心者の方も。しかしこれ、ボディブローのように効いてくるんです。だんだんと木槌が重く、地面が堅く感じられ、残りの更地が広ーい荒野に見えてきます。というわけで、休憩を挟みながら続けます。

言葉少なになる一同。それでも最後までやり抜きました!

まだまだあります、目印棒

女性からは、「もう腕が…」「手首がちぎれそう」と悲壮な声が聞こえてきました。男性も次第に無口に(笑)。「Ready Go!」のかけ声は、声が枯れてきたらしい竹垣隊長から順に使命された人にバトンタッチ。最後は統率が乱れ気味になり、「ロープの渡し具合がおかしくない?」「ここ、打つ人ひとり足りないです!」などと多少の混乱が発生。とはいえ、そうこうしているうちに目標だった0.6haの範囲すべてに目印棒を打ち込み終えました!

眼前に広がる光景に、達成感ひとしお

振り返ると見渡す限り並んだ目印棒。その数6,000本強、無理だと思われた本数をさらに上回る量でしたが、お昼までに打ち込みました。みんなで力を合わせるってすごいですね!「お疲れさまでした!」晴れやかな笑顔で挨拶を交わすボランティアの皆さん、全員で記念撮影をして、3月15日の植林での再会を誓い(?)ました!このあとせっかくなのでと九十九里の砂浜を軽くお散歩する人も。お昼です。お腹が空きましたね。

ご褒美タイム。いざ酒蔵へ!

九十九里と言えばイワシ。近隣のホテルでのお昼ごはんはイワシ丼&イワシのつみれ汁でした。一仕事終え、お腹を満たした一同が向かうのは地元の酒蔵!これを楽しみにしていた人たちのテンションは急上昇♪バスに乗り込み、到着した守屋酒造さんで、つくられるお酒の特徴をご案内いただき、製造現場を見学したあと、試飲大会!「キリッとした感じ」「うん、私はこれが好き」と、いろんな種類のお酒を口にしては語り合う皆さん。飲めない人にはちゃんと、こだわりの甘酒もありましたよ。思い思いにお買い物して、地元経済にもちょっぴり貢献。

次は植林を、ご一緒に!

東日本大震災の津波によって失われた海岸林は、防風、防砂、防潮林として、人々の暮らしを守ってきました。元々人間が植えてつくった森ですが、鳥や動物、昆虫の棲家にもなります。また、海岸林があると魚が集まり、豊かな漁場になるといわれています。再生には長い時間がかかるでしょう。しかし着実に活動を続ければ、数十年のときを経て、美しい海岸林ができるはず。先人たちが将来世代のために骨を折ったように、私たちもまた、頑張りましょう。次はいよいよ植林2015です!3月 15日(日)に、是非ご一緒に。

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  • 出番を待つ木槌

  • 出番を待つ目印棒

  • こちらは昨年クロマツを植林した場所。育ってます!

  • だいぶんはかどりました!

  • 作業は後半戦

  • 目印棒供給係も大忙し

  • やったぞー!

  • 見渡す限り〜

  • お昼ごはん♪

  • 守屋酒造さんで、楽しく試飲とお買い物♡

  • 帰りの車中、恒例のクイズ。もう、わかりますねー

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Voice
─参加者の声─
  • 佐々木友理さん
    友だちをつくりたくて、初めて参加しました。普段は体を動かすことのない屋内での仕事ばかり。不健康だと感じ、以前、休みを取って牧場を手伝いに行ったことがあります。きつかったけど、黙々とする作業にリフレッシュできました。今日の作業も、やってみたら期待通りです!みんなで力を合わせて役に立つことをするから、心身の爽快感が味わえます。でも、両隣の男性の1.5倍打たないと目印棒が打ち込めなくて、非力を思い知らされました…。
  • 荒木健さん
    2度目の参加です。今日の作業は地味にきついですね(笑)。ボランティア活動というものをしてみたくて、ネットで探してたどり着き、前回はここでの地拵え(じごしらえ)。植林の前準備の目印棒設置の、そのまた前準備の作業でした。そのときけっこう体を使って、スカッとしたんですよね。ストレス解消になるもんだと実感しました。休日ぐらいは屋外でなにか…と思っても、機会がつくれずにいたのでちょうど良かった。また来ます!
  • 平野美恵子さん
    お友だちが見つけてきて、誘われて初参加です。復興のお手伝いをする機会がなかなかなかったので、いいご縁をもらいました。やってみたら目印棒の打ち込みがすごく楽しくて、交代したくないくらい!運動神経はないけれど、地道な作業は向いているみたいです。エクササイズにもなって一石二鳥!仕事がずっと忙しく弱り気味だったのに、逆に元気が出ました。それにしても、竹垣さんってテンション高いですね〜(笑)。
  • 佐藤哲隆さん、朱莉(あかり)ちゃん
    (TOTOバスクリエイトよりのご参加)
    会社の呼びかけで、ずっと参加しています。土砂降りの中での活動も経験してますし、目印棒の打ち込みはお手の物ですよ!この子も活動経験者。今のところ、「お父さんと一緒に来られて嬉しい」と言ってくれます。再生された海岸林を想像しながら作業すると力が湧いてきますね。今日は、昨年植えた苗木がちゃんと育っているのを見て、めちゃめちゃ嬉しかった!Google Earthでも成果を確認できる活動ですから、達成感がハンパない。もちろん続けますよー!