共栄火災 エコーの森友の会による海岸林復興植林活動
- 活動日
- 2016年3月16日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市 蓮沼殿下海岸
活動レポート
20名で植えたクロマツ1,500本!
共栄火災 エコーの森 友の会の植林活動
共栄火災エコーの森 友の会の皆さまによる海岸林復興
損保保険会社である共栄火災では、植林活動によって自然環境を維持し、よりよくしていくために1992年に社内に「共栄火災エコーの森 友の会」が設立され、社員の寄付により運営されています。今回、森ライの蓮沼殿下海岸での活動に共感してくださり、クロマツ苗1,500本分の購入資金のご提供と植樹活動に力を貸していただきました。行きのバスの中では、3.11 東日本大震災のときの蓮沼に押し寄せる津波の映像や今日までの活動の様子を映像で学習。現地に到着すると、「この道路があの津波の映像の道路!」と驚かれる方もいました。すでに人の背丈ほどに生育した、2012年の植栽地を見ていただき、「今日、植えていただくクロマツも、東京オリンピックが開催される頃にはこのくらいの高さに育っているはずですよ」と竹垣隊長が説明。
次の世代へ、美しい海岸林を残すために
作業に入る前に、東日本大震災で被災されお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りして黙祷を捧げました。風が少し冷たいですが、天気は上々。剣スコを持って植樹活動のスタートです。本日は、約0.15haのエリアに1,500本の抵抗性クロマツを植えます。一人約70本以上植えることになりますが、皆さん植林活動には慣れているのか、どんどん作業がはかどります。途中から千葉県北部林業事務所のご担当者も活動に参加。かつては青々とした立派な海岸林だったのが、マツクイムシのために衰弱しはじめ、津波によって壊滅的な被害を受けてしまったことなどを話してくれました。海岸林復興の必要性を改めて認識し、スコップを持つ手にも力が入ります。未来の子どもたちのために美しい海岸林を残してあげたいですね。
翌日の活動の準備作業までしていただきました
予定していた時刻よりだいぶ早く、1,500本の植樹を完了。昼食まではまだ時間があるので、翌日の森ライ一般参加者による目印棒設置の準備作業も手伝っていただきました。約5,000本の目印棒を、設置エリアまで運びます。一束に約50本の目印棒がまとめられているので、100束を運搬。チームプレイでてきぱきと片付けていただきました。明日の作業が大分ラクになりました。ありがとうございます。
創業123年の蓮沼の老舗酒蔵を探訪
ホテル浪川荘でお昼をいただいた後は、地域経済の活性化に少しでも貢献するために蓮沼で地酒造りをしている守屋酒造さんへ。女将さんに守屋酒造の歴史を説明していただき、酒蔵の中を案内していただきました。震災のとき、明治時代に建てられた蔵はビクともしなかったけれど、柱が細い新しい蔵の方では何本か柱が落ちたとのこと。また津波はすぐ裏手の田んぼまで押し寄せたけれど、幸い蔵にまでは来なかったことなどをお聞きしました。酒蔵見学の後は、お待ちかねの試飲です。試飲コーナーには様々な種類のお酒とお漬物などのおつまみ、できたての甘酒、仕込み水などが用意され、蓮沼の地酒を堪能しました。もちろん、お土産を買い求めるのも忘れません。