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2015/11/28 Updated

忘れないぞ 3.11〜林帯幅拡充に向けた植林といちご狩りツアー

活動日
2015年3月15日(日)
活動場所
千葉県山武市蓮沼殿下海岸林

活動レポート

総勢60人超で4回目の植林を実施!

【3/15開催】 いよいよ今年初めての植林です。天気は薄曇り。雨の心配はなさそうです。東京からのバス組が約30名、現地集合組が10名強。それに加えて、毎回、蓮沼の活動をサポートしてくださっている、TOTOバスクリエイト(株)、TOTOハイリビング(株)の社員とそのご家族20名超を加え、総勢約60名超によりクロマツの苗を植えました。
忘れてはいけない、あの日のこと

1分間の黙祷を捧げました

今回は、お子様をお連れの参加者が目立ちました。海岸林なので基本的に平らな土地での作業です。東京や千葉からも近いからかもしれません。また、3.11が近いせいか津波被害復興に共感していただいて、初めて参加された方も多かったです。現地到着後、作業に入る前に東日本大震災で被災された方のご冥福を祈り、1分間の黙祷を捧げました。あの日から、丸4年が経ち、都会では震災の記憶が薄れつつあるように感じますが、忘れてはいけないのだ、と心に刻み作業に取り掛かりました。

九十九里にも剣スコ登場!

剣スコが九十九里にも登場!

いつもは、植林の際には唐鍬(とうぐわ)という植林用の小さめの鍬を使用していますが、今回は作業のしやすさや効率を考えて剣スコ(先が尖ったスコップ)を導入しました。蓮沼と同様に平地での植林作業になるカヤの平高原牧場で使ってみた経験から竹垣隊長が決断。平らな砂地では、スコップの方が、作業がはかどるようです。指導者6人と森ライスタフが4つの班に分かれ、苗を植えまくります。

植えたら、しっかり踏み固める

マツクイムシに抵抗姓のあるクロマツ苗

植林の注意点は、巻いてある木のチップをどけてから穴を掘ること。土を埋め戻すときにチップが混じらないようにすること。そして肝心なのが植えた後、苗の周囲をよく踏み固めることです。踏み固めることに寄って、苗の根と土壌が密着し、根が水を吸収することができます。踏み固めが甘いと、根と土壌の間にすきまができ、根が水分を吸収できず、最悪、枯れてしまいます。最後に、目印棒を苗のすぐ近くに立て直すことも忘れずに。目印棒は、夏に下草刈りをするときの目印にもなります。離れたところに立てておくと、雑草に覆われた苗に気付かず、鎌でばっさり伐ってしまうこともあるので要注意。蓮沼殿下海岸の森ライの植栽地では、皆さんがていねいに植えてくれているので、活着率はとてもいいです。

それぞれの活動にかける想い

天気はずっと曇り空でしたが、暑くないので活動には好都合でした。皆さんのがんばりもあって、用意したクロマツの苗は、予定時間より大分前に植え終えることができました。お昼は、すぐ近くのホテル浪川荘の大広間で。天ぷらや新鮮なお刺身なども入った幕の内弁当でなかなか豪華。美味しくいただきました。時間にゆとりができたので、食後は自己紹介アワー。今回の活動にはお二人の中国の女性も参加してくれました。震災時にも東京にいて中国や韓国の方の電話相談の窓口として会社に泊まりこみで活躍されたそうです。そのときに災害時での日本人のやさしさに触れて、いつか震災復興のボランティアをしたいと考えていたそうです。ありがたいことですね。皆さんのこの活動にかける想いを知ることができてよかったです。

いちご狩りでフィニッシュ

活動の締めくくりは、お待ちかねのイチゴ狩り。このために今日の活動に参加した!という方もちらほら。昨年もおじゃました小山農園さんで新鮮な甘いイチゴの美味しさを堪能しました。いちごは山武市の名産品。とくに成東地区にはいちご農園が多く、ストロベリーロードと呼ばれています。 昨年からずっと森ライ活動の写真撮影を担当してくれていたフリーカメラマンの内藤健志さんが、今回で森ライ卒業です。内藤さん、たくさんのステキな写真をありがとう。

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  • 広大な植裁予定地

  • 檜原村から来てくれた東京チェンソーズの木田さん

  • こちらは樹木医の関さん

  • ブルーのビブスはTOTOのボランティアの皆さん

  • 作業は順調に進みました

  • 無事に終了!皆さんお疲れさま

  • 数十年後には美しい松原に!

  • ゴージャスな幕の内弁当

  • 甘酸っぱい春の味覚を楽しみました

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