春がきた!10年後の薪をつくるためのコナラ植林ツアー
- 活動日
- 2015年4月18日(土)
- 活動場所
- 長野県佐久市大沢地区
活動レポート
コナラを植えて、薪の森をつくろう!
春霞の長野県へ、いざ出発!

作業場所に到着。一歩一歩、慎重に斜面を降ります。
東京は久しぶりの晴天、気温も20℃前後と快適で、絶好の植林日和になりそうです。ポカポカの陽気に誘われるように44名と多数の参加者が集まり、バスはほぼ満員。向かう佐久市大沢地区は、2010年から「ヒノキの経済林づくり」を実施していて、森ライのホームグラウンドともいえる場所です。「薪の森づくり」は昨年秋の地拵(ごしら)え作業からスタート。車中ではそのときの様子をDVDで鑑賞し、薪の森づくりの意義や、作業時の注意点などについて学びます。それにしても、この時期の山の風景はキレイです。長野県に入るころから、サクラやコブシがあちこちで満開の花を咲かせ、目線は画面と車窓の風景を忙しく行ったり来たり……。
予定変更。でも、木を伐るのも好き♡

コナラの苗木。
ほぼ予定どおりに大沢分教場に到着。現地集合の参加者、いつも参加してくださっているグローリー(株)のみなさんともここで合流し、4つのチームに班分けをしました。じつは今回、全員で750本の植林をする予定でしたが、先週は雨続き。事前に行う大きな木の伐採が思うように進まず、植林できるのは500本ほど。そこで、常連参加者中心の地拵えチーム2班、初参加者中心の植林チーム2班に分かれて作業をすることになりました。地拵えチームは木が植えられなくて残念そう……でもありませんでした。むしろニコニコしながらノコギリを手にする姿が印象的でした。
両チームとも大奮闘!

斜面の下から植え進みます。
さて、作業場所。うーん、かなりの傾斜ですね。みなさん、ケガがないように気をつけましょう!植林チームは、指導してくださる信州そまびとクラブの方たちと一緒にいったん斜面の下へ降り、少しずつ登りながら苗を植えていきます。植える場所の枯れ草などをきれいによけて、ゴミが入り込まないようにすること、根全体がきちんと埋まる深さの穴を掘ること、そして、いちばん大切な、植えたあとに周りの土をしっかり踏み固めることなど、苗木をうまく根づかせるためのポイントを教わったところで、一人25本のコナラの苗が手渡されます。使うのは、農業用のものに比べて小ぶりな植林用の唐鍬(とうぐわ)。鍬を持つのは初めてという人も多く、最初は力の入れどころがわからず苦戦している様子でしたが、ていねいな指導のおかげで、みんなあっという間にコツをつかんだようです。地拵えチームは、少し離れた場所で、斜面を上から降りながらの作業。慣れた手つきでノコギリを引き、邪魔にならない長さに切り分け、積み上げていきます。女性陣の奮闘が目立ちます。自分の腕より太い木を、懸命に切る姿が美しい!手の空いた人は植林チームの応援に向かい、約2時間の作業で500本の植林と、残った区画の地拵えを終えることができました。
〆は豪華BBQとスイトン汁

信州そまびとクラブの方たちがていねいに指導してくれます。
大沢分教場へ戻ると、自然暮らしの会の方たちと森ライ調理班の手で、すっかりBBQの準備が!歓声が上がります。今回は、大沢財産区の議員さんたちが作ってくださったモチモチのスイトン汁に、炊きたてのご飯もたっぷり用意され、すごいボリューム感です。もちろん飲み物も充実。ビールや日本酒を片手に、会話もはずみました。お腹がいっぱいになったところで、帰る前のあと片づけタイム。食器を洗って床をきれいに掃いて、ゴミの分別もパーフェクト。次回は7月に、コナラの苗が雑草に負けないようにするための、下草刈りが行われます。苗が元気に育っているかどうか、みんなで確かめに行きましょう!
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周りの土をしっかり踏むことで、苗木が根づきます。
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地拵えチームは、植林の邪魔になる枝を手際よく片づけ。
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大物にもひるまず挑戦します!
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本日も無事終了。おつかれさまでした!
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大鍋にたっぷりのスイトン汁。モチモチで最高〜。
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Voice
─参加者の声─
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栗田佳行さん
森ライ常連の友人に誘われて、今回初めて参加しました。トレッキングが趣味で、アウトドア大好き、体を動かす作業も大好きです!木の伐採は初めてですが、もっと大きな木に挑戦したくなりました。見上げるような木をみんなで切り倒したりしてみたいです。きっと爽快でしょうね!