桜咲く尾根の森でツリークライミング体験会
- 活動日
- 2015年4月19日(日)
- 活動場所
- 東京都西多摩郡檜原村 藤倉地区
活動レポート
桜は散っていたけど、春の森を楽しみました。
春の名残を眺めながら桜尾根へ

会場の尾根まで急な山道を登ります。
藤倉バス停前で車を降り、ここからかなり急な山道を30分ほど登っていきます。しばらくは、両側が切り立った斜面の尾根の上の道をひたすら上ります。途中、古民家の軒先を通ってつづら折りの山道を登るとやがて視界が広がり、浅間尾根が見渡せます。濃い緑は杉や檜の人工林。うすい緑はやっと芽が出始めた広葉樹。そしてところどころにあるピンクのスポットが桜、白く見えるのはコブシです。
ファシリテーターはヤングコンビ!

今回のイベントリーダーは、森谷さん。
桜尾根に到着したら、小休止のあと、さっそく「もくもく体操」で準備運動。今回のファシリテーターは、東京チェンソーズの若大将、森谷さんと飯塚さん。フレッシュなコンビが大活躍です。ロープを使った登り方や注意事項を教わり、各自思い思いの木に登り始めます。今回はコナラなど4本の木にロープをセットしていただきました。初心者は、はじめは戸惑うものの、コツをつかむとスイスイ登っていきます。
思い思いに森を楽しみました

恒例の「もくもく体操」で準備運動。
今回の最年少は、小学校6年生。枝に座って味わうのだ!とゼリー飲料をポケットに忍ばせて登っていました。なんとか枝にまたがり、満足気にゼリー飲料を飲んでいました。天気は曇り空で、時折、小雨がぱらつきましたが、本降りにはならず助かりました。すっかりツリークライミングにはまり、ベーシックツリークライマーのライセンスまで取得した柴山さんは、いちばん高いロープを選び、マイペースに登っていきます。お昼には、東京チェンソーズの大塚さんがお湯を沸かして、コーヒーをいれてくれました。まだまだ温かい飲み物が美味しく感じる気温です。
森への恩返しも無事終了
ツリークライミングの後のプチ林業体験は、地拵え。桜の植栽地は、もともと山火事に遭った森です。そのときに伐り倒した木を片付けないまま植林を行っているので、これから下草刈りをする際にじゃまになります。そこで倒れている木を人力で植栽地から運び出しました。大人数でやると、みるみる林内が片付いていきます。一区切りついたところで、作業を終了し、下山。藤倉バス停前で修了式です。今回のイベントリーダーを務めた森谷さんから一人ひとりTCJ(Tree Climbing Japan)の修了証を手渡されました。次回は、5月の新緑の中でのツリークライミングです。ぜひ、初夏の森の素晴らしさを樹上からお楽しみください。