森ライ2015_年始めは海岸林の再生活動と貸し別荘でBBQツアー
- 活動日
- 2015年1月17日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市蓮沼殿下海岸林
活動レポート
今年最初の森づくりは、九十九里海岸での津波被害林再生
「森ライ男子会」発足の日

今日の作業場所、蓮沼殿下海岸に到着
お正月ののんびり気分もようやく抜けた1月半ば、2015年の森ライも本格始動です。まだ薄暗い朝7時前、「思ったよりあったかいね」そんな言葉を交わしながら参加者たちが集合しました。走り始めたバス車内を見渡すと、なにやらいつもと雰囲気が違います。女性の参加者が多いことで知られる森ライですが、今日は総勢20名ほどの参加者のうち、女性はたったの2名(1名は小学生)!現地では蓮沼ライフセービングチームの屈強な男子たちも合流し、意図せずして「森ライ男子会」が発足してしまいました。
ノコギリを手に、作業スタート
「地拵え」とは、苗木を植えるスペースを確保するために、残った木を伐り倒して整理する作業を言います。木を伐る作業は危険を伴うため、自分だけでなく周囲の安全にも気を配ることが重要。指導してくれるのは林業家の田丸光起さんと孝本桂人さん、森林インストラクターの鈴木誠さんほか3人。参加者は3つのグループに分かれて、ノコギリの角度や木を倒す方向などのレクチャーを受け、それぞれが手頃な木を探してノコギリを動かし始めます。
からまりながらも、伐る!伐る!

田丸さんによるレクチャー。
今日は蓮沼での作業が数回目という参加者が多く、ノコギリを扱う手つきも慣れたもの。「倒しまーす!」と声をかけ合いながら、次々と木が伐り倒されていきます。この時期は下草も枯れていて比較的作業しやすいのですが、やっかいなのがノイバラ。トゲがささって痛いだけでなく、つるが足にからまる!行く手を阻まれて立ち往生する大人に対して、軽々とノイバラを飛び越えて走り回るちびっ子たち。あんな時代にもどりたい……。しみじみしているヒマもなく作業は進み、2時間ほどたつと目立つ木はほとんどなくなりました。玉切りと呼ばれる切り分け作業をして運び、積み上げていきます。「よし、あと10分作業しよう!」竹垣隊長の声に、目についた灌木や枝を伐り終えると、フィールドは見違えるほどスッキリ、サッパリ。今日の作業はこれにて終了!
真冬のビールがしみわたる!
バスに乗り込み、移動した先は貸別荘「倉ちゃんの家」。待ちに待ったお昼ご飯は、ここでBBQです。倉ちゃんの家は田舎のおばあちゃんの家そのものの雰囲気で、ちびっ子たちはさっそく探検開始。大人はテキパキと炭をおこし、野菜を切り、あっという間にBBQの準備が完了。なにしろ男子会ですから。うっすら汗をかいた体に、真冬のビールがしみわたります。たっぷり食べておなかを満たし、大満足で帰路につきました。2月には植林のための棒打ち作業、そして、3月にはいよいよ5000本の植林が控えています。次回もケガのないように、活動を楽しみましょう!
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初めての人も、数回目の人も、手順をしっかり確認。
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九十九里海岸の安全を見守る、蓮沼ライフセービングチームも参戦。
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野鳥の巣を発見。
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行く手を阻むノイバラ。痛いんです……
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あと少し!がんばれ!
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ずっしり重いマツは、数人がかりで運びます。
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ずいぶんスッキリしました。がんばった!
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これまで植林した区画も順調に育っています。
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昼食は漢のBBQ。
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Voice
─参加者の声─
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宮澤章悟さん
所属している蓮沼ライフセービングチームの活動の一環で、毎年仲間たちと参加しています。木を伐るのは楽しいし、蓮沼の未来をつくっているという実感が持てますね。今日は、うっかりハーフパンツで来てしまったのがちょっと失敗でした(笑)