山里体験〜竹を伐って、いろんなものを作って遊んでみよう!
- 活動日
- 2015年07月12日(日)
- 活動場所
- 千葉県鴨川市大山千枚田
活動レポート
棚田をバックに流しそうめん!
母と子の、一足早い夏休み♪
「海ほたる」でも遊ぶ
早起きした日曜日、60人乗りが満席になったバスは、東京湾アクアラインのパーキングエリア「海ほたる」で、ちょっと長めの休憩です。バスのエアコンを動かすエンジンが故障してしまったため、急遽バス会社が代車を用意し、そのバスが到着するまで待つことになりました。「海ほたる」には、キッズエリアも用意されていて、ここでそんなに遊んでこの先体力は持つかしら…というちびっこ数名。お母さんたちは、しばしおしゃべりに花を咲かせました。みんなこの日を、楽しみに待っていてくれていたのです。
圧巻の、棚田の景色!
いよいよ到着!晴れた空、絵のように美しい棚田と、森の緑が眩しい!「わー、棚田がすごい!」「気持ちのいい景色!」お母さんたちが、笑顔で口々に。子どもたちは、変わった案山子のほうに興味を引かれたようです…。棚田を横目に少し歩いて、本日工作などを行う活動拠点に。お世話になる地元のNPO法人大山千枚田保存会の方や、地域の手仕事の達人の方々とご対面です。聞かせてくれた地域の生き物のお話の流れで、本物のマムシのサンプル(生きていますが、安全な容器入り)が登場し、お母さんも子どもたちも、おっかなびっくり、興味津々。動物の骨にもさわらせてもらうなど、好奇心をそそるオリエンテーションでした。
竹の伐り出し大作戦!
ワクワクしながら、ひんやりとした竹林に。チームに分かれて、それぞれに達人の指導の下、すらーっと生えている竹を切ります!始めは躊躇していた子どもたちも、達人がノコギリで伐り倒す様子を見るうちに、自分でもやってみたくなりました。なんとなく、女の子のほうが積極的なのは、時代を表しているのでしょうか…!1本伐るも数人がかり。みんなで協力しながら、万が一にも事故につながらないよう、慎重に。長い、生の竹を持ち上げてみると、意外に重いとわかります。伐り倒した竹の肌をさすってみたり、切り口の感触を確かめたり、匂いをかいでみたり。自分の手でやってみると、いろんなことを学びますね。
伐り出して来た竹を、加工します
よいしょ、よいしょと運んで来た竹。今度は別の道具を使って器や箸にしてゆきます。今回は、縦に半分に割って、流しそうめんの樋にもするのです。「竹を割ったような」との言葉のごとく、繊維にそって気持ちよく真っすぐに割れ(切れ)る竹。お手本を見せてくれる達人の手さばきに、感嘆の声が漏れます。器はギコギコとのこぎりで横に切り、箸はほどよい長さの竹を縦に細く切ってからさらにナイフで削り、どちらも紙ヤスリで仕上げます。刃物を使うときは、ちゃんと大人がアシストしますよ。
流しそうめんで、大盛り上がりのお昼ごはん!
自分でつくった食器を手に、お楽しみの流しそうめん大会です!縦に割った竹をつなげた樋で、斜面を利用した距離の長〜い流しそうめん。お腹も空いたし、大興奮!そうめんのほか、ときどきミニトマトやソーセージも流れて来ました。そのたびに、歓声があがります。用意されていた唐揚げもいただいて、大盛り上がりのお昼ごはんです。年長の子どもたちが、しっかりお手伝いしてくれましたよ。
棚田で虫採り!カエルもいたね
お腹がいっぱいになったら、お次ぎは棚田に繰り出して、自然観察と虫採りです。虫採り網を手に、みんな張り切って出かけました。子どもに虫採り網が似合うのは、今も昔も変わらないみたいです。棚田と子どもたちの、日本の夏休みらしい光景を遠目に見ながら、お母さん同士、再びおしゃべり。子どもたちはスタッフに任せて、息抜きしてください!虫を捕まえられた子も、そうじゃない子(それでぐずる。笑)もいましたけれど、一日目いっぱい、五感をフル動員させて遊びました。来月もまた会おうね!