忘れるな!3.11
3,000本の植林で海岸防災林の再生ツアー
おたのしみは、恒例のいちご狩り
- 活動日
- 2017年2月18日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市 蓮沼殿下海岸林
活動レポート
2017年の森ライ、本格始動!
復興への想いを込め、3000本のクロマツを植林しました
多彩なメンバーが蓮沼海岸に集結!
この日の参加者は52名。一般参加者に加え、TOTOバスクエリエイト、TOTOハイリビング、SMBCフレンド証券、SMBCコンシューマーファイナンス、三菱食品、NECネッツエスアイの社内ボランティアの皆さん、蓮沼ライフガードチームのメンバーなど、多彩なチーム編成です。3.11の震災の日から6年。時がたってもなお鮮明に、あの日の記憶は私たちの心に焼きついています。開会式では、それぞれの想いを胸に1分間の黙祷を行いました。
5年目を迎えたクロマツは、元気に生長
作業場所へと向かう途中、活動1年目に植えたクロマツたちが見えてきました。どの木も元気に枝を広げ、私たちの背丈を軽く超える大きさに生長しています!このくらいの大きさに育てば雑草の勢いに負けることはなく、夏の下草刈りは必要なくなるそう。到着すると、さっそく苗木やスコップなどを手分けして運び、その後グループに分かれて、指導してくださる東京チェンソーズの木田さん、吉田さん、伏見さん、樹木医の関さんから作業内容のレクチャーを受けました。
海岸林は、やっぱり大切
フィールドには昨日のうちに、千葉県の里山保全団体からの有志ボランティアと森ライスタッフの手によって立てられた目印棒がずらり。春一番が吹いた昨日、九十九里海岸周辺は視界を遮るほどの砂埃が飛散し、ニュースにもなっていました。そんな中での作業はなかなかキツかったようで、「やっぱり海岸林って大事だよな……」と竹垣隊長は再認識したとのこと。海岸林は海からの風を弱め、砂や潮が内陸に飛散するのを防いでくれます。また、高潮や津波の勢いを弱めることから、万が一の際には私たちの安全を守ってくれる大切な森でもあります。
快調に植林スタート!
クロマツの苗木は、目印棒のわきに穴を掘り、等間隔に植えていきます。根が埋まる大きさの穴を掘ること、穴の中の木の根や枯れ草などのゴミを取り除き、埋め戻すとき混じらないようにすること、植えた後に苗の周りをしっかり踏み固めることなどが注意ポイント。さっそくスコップを手に取ります。砂地なので穴を掘るのは思っていたよりも楽な作業。みんなサクサクと快調に掘り進めていきます。初めての参加者は、最初はおそるおそる苗木を扱っていましたが、すぐに慣れた様子でペースアップ。
スピーディーに植えつけが進む!
1時間もたたないうちに、フィールドの半分ほどまで植えつけが進みました。苗木が足りなくなったらお互いに補給し合い、やっかいな木の根は数人がかりで掘り起こし、見知らぬ人同士も会話が弾みます。毎年参加してくださっているTOTOチームの皆さんは、さすが手際がいい!もはやプロの貫禄が漂っています。開始から1時間半ほどで、すべての苗木が植えつけ完了。ちょっともの足りない表情の参加者もいましたが、予定より早めの撤収となりました。最後に目印棒が倒れないよう、掛け矢でトントントンと1本ずつ打ち直します。目印棒は夏の下草刈りのとき、苗木を見失わないための目印となります。
ツアーの締めくくりは甘〜いいちご!
片付けを終えた一同はバスに戻り、おなじみの浪川荘でお昼ご飯。今日はおかず盛りだくさんのお弁当でした。あたたかいお吸い物もついて、海辺の風で冷えた体が温まります。そして今日の締めくくりは、小山ファームでのいちご狩り。ハウスの中には大粒のいちごが鈴なりに!あちこち目移りしながら真っ赤に熟した実を探し、お腹いっぱい堪能しました。次回の蓮沼での活動は、夏の下草刈りを予定しています。この日初めて参加したメンバーには、「真夏の草刈り優待クーポン券」なるものも配られました。今日植えたクロマツたちの成長の様子を見に、またこの場所に集合しましょう!
Voice
─参加者の声─
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中村 忍さん(SMBCコンシューマーファイナンス)
社内ボランティアでお箸づくりや積み木づくりに参加したのがきっかけで、植林にも興味を持ちました。週に2〜3回、10キロほどランニングをしているので、体力にはちょっとだけ自信アリ。今日も自分のペースで楽しく作業ができました。苗木に触れるといい香りがして、癒されますね!