草刈りで汗をかいてスッキリ!舟盛り定食で胃袋満足。はじまります!九十九里の草刈りボランティア
- 活動日
- 2017年7月1日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市 蓮沼殿下海岸
活動レポート
森ライの夏が始まる。2017年初の下草刈り活動。
土曜日の朝、午前7時
小雨が降る中、集合場所の新宿センタービル前に一人の欠席者もなく参加者が結集。こんな天気でも森づくり活動に来てくれる参加者の皆さんには本当に感謝します。我々を乗せたバスは首都高に乗り一路、千葉県山武市の蓮沼殿下海岸に向かいます。渋滞もなく道中は快適。目的地が近づくにつれ雨もだんだん上がってきました。蓮沼殿下海岸には、TOTOバスクリエイト株式会社とTOTOハイリビング株式会社の社員ボランティアの皆さまも集まってくれていました。今日は森ライ一般参加者と木づかいプロジェクトでご縁ができたSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の社員ボランティア、現地集合のTOTOチームを合わせて約50名で今シーズン初の下草刈りに取り掛かります。
いざ雑草の海に立ち向かう
切れ味が悪くなっていた手鎌も冬の間に研いで準備は万端。森ライでは、2012年から2017年春までに約5haのエリアに植林を行いました。2012年から2014年に植えた約1.8haのエリアはすでに十分な高さまでクロマツが生育したので下草刈りは卒業です。2017年は約3haのエリアの下草刈りを実施します。この日は2015年に植林をしたエリアの下草刈りに取り組みます。案の定、雑草は大きく育ち、クロマツたちを覆い隠しています。足の踏み場もないほど生い茂った雑草の中に分け入って、森ライ・SMBC連合チームが海側から、TOTOチームが陸側から刈り進みます。最初はどこから手を付けたらいいか分からないほどだった雑草の海も、刈り進むうちにだんだんすっきりしてきて、元気なクロマツたちが顔を出してきました。
約0.5haのエリアの下草刈りを完了
蓮沼は、曇り空ですっきりしない天気でしたが、ピーカンに晴れて強い日差しにさらされるよりも作業はラクです。しかし、気温と湿度が高いので始めるとすぐに汗だくになります。とくに海側から刈り始めた森ライチームは、作業エリアが小高い土手の影になるので風がまったく吹かず、蒸し暑さとの戦いでした。曇り空といえどもこの時期の作業は熱中症への注意が必要。30分ほど作業したら休憩をとります。こまめな水分補給が大切です。昨年はアシナガバチの巣が多かったですが、今回は幸い一つもありませんでした。今回は、下草刈りに慣れている参加者が多かったこともありテンポよく作業を進めることができ、予定より広い約0.5haのエリアの下草を刈り終えることができました。
着々と海岸林が復活していきます
今回の参加者の中には、2015年の植林活動に参加してくださった方も多く、植林したときは約20cmの高さだったクロマツの苗が、今では大人の肩くらいまで生長しているのを見て感慨もひとしおでした。中にはまつぼっくりをつけているクロマツもあります。ちゃんと夏に下草刈りをすれば、植物にとっては厳しい環境の海岸地帯でも元気に育っていくことが実感できました。今年も植林を実施した蓮沼殿下海岸の津波被害林造成地は、この先まだ何年も下草刈りが必要です。数十年先に美しい海岸林を残すために、みんなの力が必要です。ぜひ活動にご参加ください。
舟盛り定食に舌鼓
作業を終えたら近くのホテル浪川荘へ移動。お風呂に入り汗を流してさっぱりしたら山武市の隣町の九十九里町、片貝漁港にある「海の駅 九十九里」に向かいます。下草刈りのご褒美は名物の舟盛り定食の昼食です。新鮮な厚切りのお刺身がたっぷりのった舟盛りにみんな大はしゃぎ。お刺身はもちろんのこと付け合わせのカボチャの煮つけやあら汁など、どれもおいしくて大満足でした。帰り道は、道路も空いていて快調。まだ空が明るい新宿西口に無事に帰還しました。参加してくれた皆さま、お疲れ様でした。8月の活動もよろしくお願いします。
Voice
─参加者の声─
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両角恭子さん、須賀春菜さん、河野和子さん
両角さん:森ライの活動には何回も参加してるけど、草刈りは3人とも初めて。私と河野さんは2015年の植林に参加しました。草刈りは黙々と打ち込めて無心になれるのがいいですね。
須賀さん:草刈りは初体験でしたが大好きになりました。鎌でザクっと切るところが気持ちいいですね。草の中からクロマツを助け出すのもいいですね。これからも大きく育ってほしいと思います。
河野さん:蓮沼には2年ぶり、植林のとき以来です。あのとき植えたクロマツがこんなに育ってくれてすごくうれしいです。あとは3人でおしゃべりしながら作業できるのも楽しかったです。