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2018/8/27 Updated

忘れるな3.11 、九十九里での復興草刈りツアー2018

活動日
平成30年7月7日(土)
活動場所
千葉県山武市 蓮沼殿下海岸

活動レポート

やってきました草刈りシーズン!
九十九里名物「舟盛り定食」が待つお昼まで、 刈って刈って刈りまくりマス!

7月。夏です。森の活動サイクルにおいて夏といえば、下草刈りです。春に植えた苗は、強い日差しを受けて一気に大きくなった雑草に背丈を抜かれ、取り囲まれ、ムシムシするだけでなかなか太陽の恩恵を受けられない状況に陥っています。悲鳴を上げている苗を救えるのは、苗を植えた私たちしかいません。というわけで、新宿に集合してバスに乗った一行が向かった先は、千葉県九十九里浜、蓮沼殿下海岸。現地でTOTOバスクリエイトの社員ボランティアさんと合流し、44名の猛者が集合。いざ下草刈りの開始です!
千葉県からも好評価をいただく

クロマツはすくすくと育っています(写真は2014年に植林した場所)。

2011年3月11日の東日本大震災による津波で失った海岸林を取り戻すために、私たちは2012年からここ殿下海岸で植林活動を続けてきました。これまでに4度、活動地域を拡大しながら、2017年までに5haに植林し、現在では6haほどの広さにまで範囲は広がっています。そして嬉しいことに、私たちが植林を続けてきた現場は、千葉県の担当部署から「他の地域に比べて、とても成績が良い」という評価もいただき、俄然やる気が湧いている昨今であります!

誤伐、熱中症、蜂、トゲに注意

目印棒を頼りに、雑草群の中から苗を救出していきます。

下草を刈る際に使用する鎌は、片手で振り回しながら伐ったりせずに、まず片方の手で雑草を束ね、その10センチほど下を奥から手前に引くように刃を入れるようにします。その際、自分の足を傷つけたりしないよう両足を開き気味にして、両足の間の空間に向けて鎌を振るようにしたいものです。この作業自体は難しいことはありませんが、「誤伐」といって、せっかく植えた苗を雑草と一緒に一刀両断、伐採してしまうのは避けなければなりません。そのために、苗を植林する際には苗と一緒に「目印棒」と呼ばれる竹の杭を打ってあります。目印棒の近くには、必ず苗があるので、注意しながら雑草だけを刈っていくわけです。

熱中症や巣作っている蜂、ケガには注意

トゲが鋭利な作業の天敵ニセアカシア。

作業自体は難しくはありませんが、日陰のない夏の炎天下なので、熱中症や、巣を作っている蜂対策、さらにこの地に多く見られるニセアカシアという鋭利なトゲを持った低木に気を配ることが大切です。この日は蜂の姿はほとんど見かけませんでしたが、蜂で思い出すのは、昨年のこと。現場に乗り込んで30秒で蜂に刺され、戦意喪失した方もいました。私たちの活動には、常に救急救命士が同行し、蜂駆除用にマグナムジェットも用意していますが、蜂を見かけたら、まず大切なのは蜂に近寄らないことです。

範囲を拡大しながら、作業は順調に進みました

作業終了後も足取り軽く、次なる地点へと向かうベテランボランティア。

この日は、2017年に植えた0.3ha分の苗を取り巻く雑草を刈るのが目標でしたが、作業に慣れたリピーターの方々がほとんどだったこともあって、予定より早く目標を達成。さらに隣接する2016年度分にまで現場を拡大し、全部で計0.4haほどの草刈りを完了。ニセアカシアのトゲにも蜂にも刺されることなく、熱中症にもならず、昼を少し回る頃まで作業を続けて無事作業は終了。その後、バスで10分ほどにある浪川荘で入浴。ぐっしょりかいた汗を流してから、さらに移動し、昼食を食べに「うおたみ」へと向かいました。

新鮮な魚介山盛りの「舟盛り定食」に舌鼓

新鮮な魚介に大満足だった「舟盛り定食」。

この日「うおたみ」でいただいたのは、ボリュームたっぷりの「舟盛り定食」。写真の魚介舟盛りにご飯、お椀が着いていますが、この店は左党が大喜びするような地酒のラインナップで、さらに大盛り上がり。そして、昼食後はいつも通り、道の駅「オライはすぬま」に寄ってお土産を買い、日焼けした一行を乗せたバスは、新宿へと戻って行きました。

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  • この日はご覧の通り雑草が茂った2017年に植林した場所が対象です。

  • まずは恒例の「今日も頑張るぞ、エイ・エイ・オー!」でスタート。

  • 大物には大鎌が威力を発揮。

  • 雑草だけでなく、暑さとの闘いも過酷な下草刈り。

  • 2017年に植えた苗の周囲はすっきり、ずっと先まで見渡せるようになりました。

  • 中央の柵より左側の2016年に植えた箇所まで作業を拡大。

  • 2016年度の苗は、早くもマツボックリを付け始めていました。

  • 作業が終わってひと風呂浴びたあとに乾杯。たまらんですネ!

  • 「十四代」「而今」「飛露喜」「No.6」…。左党垂涎の地酒のラインナップ

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Voice
─参加者の声─
  • 真鍋直子さん
    「金融関係の仕事をしている人達が集まって資金を集め、社会的に意義ある活動をしている団体を支援するFITチャリティ・ランというのをやっておりまして、支援先として森ライさんを選ばせていただいたのが始まりで、ここ3年ほどの間に4、5回目の参加になります。きっかけはそうでしたが、初回から自分で申し込んでいますし、仕事意識などない、まったくの個人としての参加です。草刈りをやって、こうして綺麗になっていくのを見るのも気持ちいいですし、植えたところが育っていると聞くとそれもすごく嬉しいですよね。毎回必ず楽しいことを絡めているのも含めて、とてもいい活動だと思っています」
  • 宮前さん
    「勤務先の方に誘っていただき、2月に行なったこの場所での植林に続いて2回目の参加になります。現場についてまず、雑草の凄さにびっくりしました(笑)。植林と草刈り、両方経験しましたが、マラソンをやったりサッカーをやったり、身体を動かすのが好きなので、僕には草刈りの方が向いているようです。今20歳で、参加者の中では若い方だと思いますが、皆さんの足手まといにならないようにしながら、地元の方々に喜んでいただける防風林の復活を目指して頑張ります!」
  • 小川さん親子
    「森ライの活動には、八王子での田植えやツリークライミングなども含めて、毎回子どもと一緒に、もう10回近く参加していると思います。リピートしている理由としては、私は草刈りが好きなのと、子どもがまだバスとかの乗り物に弱いので、いろいろ参加しながら鍛えられたらというのもあります。ほかにも子ども向けイベントはありますが、この活動は世の中の役にも立ちますし、草刈りって旅行に行くより楽しいですよ(笑)。あと、子どもには、こうして小さいうちからやることで、大きくなってから、“ボランティア”と聞いて“それは楽しそうだ”という人になってくれればという思いもありますね」
  • 和田肇さん
    「ここ九十九里の草刈りや佐久、木島平にも行っていますし、もう20回くらい参加しているでしょうか(笑)。勤務先のCSR活動を通じて、2013年頃に竹垣さんとお会いしたのが始まりで、最初に行ったのが木島平だったと思います。ここ千葉は植林に来たことがなくて、なぜか草刈りばかりです(笑)。草刈りの魅力ですか? やっぱり、成果が見える“やった感”ですよね。あと、汗びっしょりになりますから、終わったあとのお風呂がまた格別で。それに、もちろん、こうして苗木が育っているのを見るのもいいものですよね」