クロマツの植林2,000本。九十九里で行う森ライの震災復興活動。お昼は漁師料理の店へ。いちご狩りも。
- 活動日
- 2019年2月16日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市 蓮沼殿下海岸林
活動レポート
8年目を迎えた九十九里浜の海岸林再生活動は、クロマツの苗を植えて、目印棒を設置することからスタート!
まずは東北方面に向かって黙祷!
森ライではこれまで、2012年から過去7年間で毎年3,000本〜1万本、総面積5.6ヘクタールに5万6,000本ものクロマツの苗を千葉県山武市蓮沼の殿下海岸に植林してきました。千葉県との協定による6ヘクタールの最終目標に向けて、この日は80名を超える参加者の方々とともに、約2,000本の苗を植えていきますが、まずは、「あの日」への想いを風化させないためにも、いつものように甚大な被害を生んだ震源地の東北方面に向かって黙祷。
今回からコンテナ苗を使用
今回は人数が多いので4班に分かれ、班ごとに苗やスコップ類を配布して、作業方法を説明していきました。苗を植え、その隣に夏場の下草刈りどきに役立つ目印棒を打ち付けていくのはこれまでと同じですが、今回から変わったのが苗の形状です。これまでの裸苗は2年がかりで育てられたものですが、コンテナ苗だと1年で出荷できるので、生産者側への配慮から林野庁も今後この苗を推奨していく方針とのことです。プラスチックのポットに入っているので、ポットをカッターで切ってはずし、1本1本植えていきます。
剣先スコップとコンテナ苗専用の穴あけドリルを併用
コンテナ苗には、専用の穴あけドリルもあります。目標地点に差して、側面に着いている踏み台に足を乗せて踏み込めば、先端が尖っているため軽い力で深く刺さり、またコンテナ苗の形状に程よい直径の穴が掘れるという優れモノです。ただし、こちらは本数が限られているので、剣先スコップと併用しながら作業を進めていきました。
約2時間半の作業で目標の予定数完了
石灰で印をつけておいた箇所が今回苗を植えていく場所です。雑草の根が広がっている場合は専用ドリル、柔らかい砂地は剣先スコップという具合に使い分けながら、掘っては苗を植え、横に目印棒を差していくこと約2時間半。寒くも暑くもなく風もほとんどない絶好の植林日和に恵まれて、うっすらといい汗をかいたころに無事に作業終了。現地集合で、ここまでの作業に加わっていただいた方々とはここでお別れです。いつもありがとうございます!
新鮮なお刺身定食の昼ご飯
作業を終えたら、新宿からのバス組を中心に、お昼ご飯〜いちご狩りへとバスで移動。この日のお昼は、駐車場が満杯になるほど賑わう「漁師がやっている本物の店 ばんや」の新鮮なお刺身3品が嬉しい定食です。
食後のデザートは食べ放題のいちご狩りで
昼食後はさらに移動して、この時期の房総名物いちご狩りを楽しみに「さくだファミリー農園」さんへ。紅ほっぺ、とちおとめ、やよいひめ、もういっこ等、真っ赤に熟した完熟いちごの食べ放題で口の周りを真っ赤にした人たちを乗せて、バスはまた新宿へと帰っていくのでした。皆さん、お疲れさまでした!
Voice
─参加者の声─
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吉田さんご一家
奥様主導で参加されたということで、お話は奥様に伺いました。「会社で環境系の業務をしていまして、代表の竹垣さんにお話を伺ったことがあるんですね。それで、いつかは参加したいと思っていましたが、ようやく実現して一家4人でやってきました。ガチガチになって気負いながらの活動というよりも、家族で出掛けて楽しんでいるうちに、実は世の中の役に立っているというのがいいなあと思っていたので、ちょうどピッタリでした」