3.11復活の森 目印棒打ち込み第2戦!
お楽しみは九十九里ハーブガーデン
- 活動日
- 2016年3月13日(日)
- 活動場所
- 千葉県山武市 蓮沼殿下海岸
活動レポート
続・目印棒打ち込み作業。
本日は、若者率高し!
寒空の下、トントン、トントン
小雨降る寒空の下、新宿からのバス組と現地参加の数名に、ライフセービングクラブの大学生たちが合流、この日の目印棒打ち込み隊が結成されました!まずは全員で、北のほうを向き黙祷。震災から5年後の、祈りを捧げます。それから、一人ひとり、打ち込み用の、「掛矢(かけや)」と呼ばれる木づちを手にして整列。足元に、目印つきの長いロープを張って、棒を打ち込む間隔をはかります。竹垣隊長のかけ声で打ち込み、打ち終わると一、二歩進む。竹の棒を補給する係との連携で、これを繰り返します。木づちでの作業は新鮮でなかなか楽しい。最初の500本くらいまでは、振り返り「おー、こんなに進んだ!」と、みんな元気です。
頼もしい大学生たち
次第に、小雨は止み、身体もあたたまってきました。しかし、手首や腕に、だんだんと疲れがたまってきます。特に女性には、長くなると厳しい作業です。補給係と交代しながら頑張ります。3,000本を超えたあたりからは、無口になる人が増えました。が、ライフセービングクラブの大学生たちが、そんなときに「声出し」で盛り上げてくれます。ときどき、「いらっしゃませ〜!」などと関係のないかけ声もかかり、笑いを誘います。青春のにおいがすると評判でした。
岩手から、女子高生がやって来た!
ひとり、岩手県盛岡市からの参加者がいました。女子高生です。この作業のために、夜行バスでやって来てくれたのです。震災のときは小学校6年生だった彼女、3日間の停電も経験しました。電気がきたとき、つけたテレビの映像で見た被害の大きさを鮮烈に記憶しているそうです。自然が好きで、きれいな森を未来に残したいと話す彼女のその思い、大人としてしっかり受け止めて、頑張らなくてはなりませんね。森ライの活動に来てくれて本当にありがとう!高校生も、大学生も、みんなで一緒にトントン、トントン。お腹が空いたころ、5,000本達成です!打ち込み終わった目印棒を前に、みんな心なしか誇らしげです。
ご褒美ケーキ?
作業を終えたボランティア一行は、バスでこの日の昼食会場、「九十九里ハーブガーデン」に向かいます。レストランの入り口のショーケースに並ぶ、腹ぺこにはまばゆいケーキの数々に興奮する人数名。このケーキを注文して、食事前に食べちゃう人数名(竹垣隊長含む)。頑張ったあとのご褒美ですね。みんなもう笑顔です!事前にお願いしていたメニューで昼食を済ませたあと、希望者は、リップクリームやハンドクリーム、オードトワレづくりを体験。できあがったそれら、使うのが楽しみですね。
美しい海岸林復活に、ご協力ください!
ハーブガーデンも見学して、途中、「海の駅九十九里」にも寄って、あとは帰るだけです。ちょっぴり渋滞してましたけど、明るいうちに到着!お疲れさまでした。蓮沼での活動は、今年もまた植林、そしてメインイベント(!?)夏期の下草刈りがスタンバイしています。過去に森ライが植えたクロマツの苗は、活着率も良く、ほとんどが青々と元気に育っています。すでに大人の背丈に達しているものもあります。頑張りが目に見える活動でもありますので、ぜひ引き続き、共に未来の白砂青松を目指しましょう!
Voice
─参加者の声─
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因幡玲菜(いなば・れな) さん
岩手県盛岡市で生まれ育った(4月から)高校3年生です。小さいころに始めて以来、勉強よりスキーに夢中です(笑)。スキー部では、長期間山にこもって練習します。山が大好きで、自然の中にいたほうが落ち着くんです。山が今よりきれいな未来であってほしいから、将来は森林の保全管理にかかわる仕事に就けたらと思っています。岩手では今の時期、こうした活動が見当たらなかったので、ネットで見つけて申し込み、夜行バスで東京に来ました。腕がプルプルになりましたけど、同じ被災地の活動に楽しく参加できて良かったです。夏の下草刈りが大変だと聞くので、それにもぜひ参加したいです。