3.11復活の森 2016年植林のための目印棒打ち込み大作戦!
- 活動日
- 2016年1月23日(土)
- 活動場所
- 千葉県山武市蓮沼殿下海岸
活動レポート
あの日のことを忘れない。
森ライの2016年は
海岸林再生からスタート!
強烈寒波に負けず、約40名が集合
早朝、おなじみの新宿センタービル前に参加者が続々と集まります。竹垣隊長は、なぜかシャドーボクシングをしながらのお出迎え。そう、この日は強烈寒波が西からやって来るという寒〜い一日。しっかり防寒しているとは言え、じっとしていると冷たい風が身にこたえるのです。移動中はプロジェクトの概要やこれまでの活動内容について説明がありました。早くも記憶の風化が懸念される東日本大震災ですが、現地で撮影された、押し寄せる津波の映像が映し出されると、5年の記憶が甦ります。津波や高潮の被害を軽減し、砂や潮の飛散を防いでくれる海岸林。その成長には長い年月がかかりますが、沿岸に暮らす人々の暮らしを守るために、なくてはならない大切な森です。
一列に並んで、打ち込み開始!
現地ではTOTOバスクリエイト、TOTOハイリビングのみなさんと合流し、作業内容を確認。来月予定されている植林の準備として、苗木を植える位置の目安となる目印棒を打ち込みます。森ライ遊撃隊スタッフが足元に長いロープを張り、「掛矢(かけや)」と呼ばれる打ち込み用の木づちと、竹の棒を手にした25名がその前に整列。雰囲気としては、大縄跳び。竹垣隊長の号令のもと、一斉にトントントン……。全員が打ち込み終えたのを確認して、1メートル前進。再びトントントン……これを繰り返します。供給部隊は列の進行方向に竹の棒を並べていきます。掛矢を扱えない子どもたちも、ここでは大活躍。棒が足りなくなると、サッと駆け寄って迅速に対応。作業はスムーズに進んでいきます。
連携プレーで6000本を達成!
20メートルほど進んだところで「ちょっと後ろを振り返ってみましょう!」と竹垣隊長。何もなかった地面に整然と並ぶ目印棒。「おぉ〜」と感嘆の声が上がります。結果が目に見えるとテンションが上がる!再び前を向き、打ち込み再開。この日のノルマは全部で6000本。時折休憩を挟み、区画の端まで打ち終えたらロープを移動して隣の区画へ。1時間ほどたつと、「腕がキツイ!」という声が上がり始めます。下は砂地なのでそれほど力は要りませんが、ふだん使わない筋肉にジワジワと効いてきます。「筋トレだと思ってがんばります!」「腕が細くなるといいなぁ」と、各自モチベーションを高めつつ、2時間後にはノルマの6000本より少し多めの目印棒を打ち込み終えました。
お楽しみは、いちご狩り
作業を終えてみると、やっぱり寒い!見上げると、今にも雪がちらつきそうな不穏な空模様。片づけを手早く済ませ、バスに乗り込みます。浪川荘で大盛りカレー&トンカツのお昼ご飯。お腹いっぱいになったあとは、小山ファームへ移動し、希望者はいちご狩りを楽しみます。とちおとめ、やよい姫など、6種類のいちごの食べ比べをして、別格の甘みと香りを堪能しました。帰りのバスでは恒例の森ライクイズ。「5問以上間違えた人は、蓮沼に戻ってください」と岩崎隊員。寒いし、さすがにそれは嫌……。幸いUターンする人もなく、無事に新宿へ到着しました。2月、3月は残りの区画への目印棒の打ち込み、そして植林と、活動が目白押しです。また、みんなで力を合わせてがんばりましょう!
Voice
─参加者の声─
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戸田浩介さん
最初は打ち込むときに力を入れすぎて腕が疲れましたが、だんだんコツがつかめてきました。まだまだうまくなれそうな気がします(笑)僕は関西出身で、阪神の震災を経験しています。3.11の震災後、ずっと復興のためのボランティアをしたいと思っていましたが、なかなか機会がなくて……。職場の創立10周年記念のCSR活動で森ライを知り、迷わず参加を決めました。自分も楽しみながら復興のお手伝いができて、とてもいい経験ができました。