企業の森づくり活動事例紹介

建材専門商社の伊藤忠建材株式会社と森のライフスタイル研究所は、2013年に木島平村と「森林（もり）の里親協定」を締結し、カヤの平高原牧場の未利用牧草地約2haを「地球樹の森」と命名し、2013年から3年間にわたって社員ボランティアがブナの稚樹を移植し、森へ還す活動を行っていきます。

総合建設会社の前田建設工業株式会社は、佐久市大沢財産区と5年間の「森林の里親協定」を結び、16haの山林を「MAEDAの森 佐久」としています。そのうちの約3haを、新入社員研修のフィールドや社員とその家族による森林ボランティア活動のフィールドとして活用。荒廃した森林をヒノキの経済林に再生しています。研修プログラムは当団体が企画段階から担っています。

世界的な金融グループであるシティグループの「グローバル・コミュニティ・デー」の一環として、シティグループ各社の社員が参加するボランティア活動をサポートしています。2012年は、長野県長和町の和田峠スキー場跡地への植林、2013年は千葉県匝瑳市の津波被害林の枯損木伐採を行いました。（2014年は台風の影響で中止）

モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社および三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の両社は2012年から、東日本大震災による津波被害に遭った千葉県九十九里浜の海岸林の復興に手を差し伸べてくれています。春の植林の他、真夏の下草刈りに社員とそのご家族がボランティア活動に汗を流しています。

長野県に本店を置く八十二銀行は、2013年に創立82周年を迎え、その記念ボランティア活動を森のライフスタイル研究所がサポートしました。活動は長野県の南北でそれぞれ行われ、上伊那郡中川村・陣馬形山牧場跡地へのミズナラ植林と上高井郡木島平村・カヤの平高原牧場の未利用牧草地へのブナ移植を社員たちの手により行いました。

コスモ石油エコカード基金は、森のライフスタイル研究所をパートナーに長野県東御市田之尻地区の山火事で焼失した森の再生に着手。地元住民とも協力して約4haのフィールドに広葉樹を植樹し、将来、子どもたちや地域住民の憩いの場所となるどんぐりの森をつくっています。また、信州大学とも協力して生物多様性に関する調査も行っています。