森ライが企業向けに提供している、国産材を用いた社員参加型の木づかいプロジェクト。これまでもご一緒している日本メドトロニックさんで、今回は初の鉄琴づくりです。日本メドトロニックさんは心臓ペースメーカーをはじめとする医療機器を取り扱うグローバル企業。事業グループの皆さんが集まるキックオフミーティングのプログラムの一貫で、チームビルディングを兼ね採用していただきました。長野県産のヒノキを加工したものをベースにしてつくる鉄琴で、チームごとに即席で練習した曲を合奏し、その仕上がりを競います。曲のアレンジあり、パフォーマンスありで、大いに盛り上がりました!
皆さんでつくる鉄琴は、長野県産のヒノキを材料に、ブタさんの形に加工してもらったものをベースにしています。加工をお願いしたのは障がい者の就労支援施設。カラフルな金属の音板を取り付けて出来上がったかわいらしい鉄琴は、病気の子どもたちとその家族のための施設に寄贈されます。環境と社会に、少しずつ貢献できる枠組みです。この場にお集まりの社員の皆さんは100名を超す大人数。全員が社名入りの鮮やかな青のTシャツを身につけています。最後の合奏コンクールでは、どんなチームワークを見せてくれるのでしょう。
まずは組み立て。キットになった鉄琴のパーツセットを手渡される皆さん、説明書を見ながら黙々と組み立てていきます。出来上がった方から、付属のばちを手に、ちょっと鳴らしてみます。鉄琴という楽器に日頃慣れ親しんでいる方は、たぶんいないでしょう。最初はおそるおそる…。「こんなの小学生以来」の声も。合奏コンクール、大丈夫でしょうか!
AからGまで、十数名ずつ7つのチームに分かれて、作戦を立て、完成した鉄琴で練習開始です。チームごとに少しずつテンションも雰囲気も異なり、真剣なチーム、ノリノリのチーム、練習の段階でカラーが出てきています。ブタさんの鉄琴は子ども向けのものなので、体の大きな男性が弾く姿はそれだけで少々健気にも見えます。一音一音慎重に、丁寧に音出ししてみる皆さん。練習タイム終盤には、チーム必勝のための独自色を出すべく、アレンジを加えます。
練習タイムが終了するころには、鉄琴らしいきれいな音色の「きらきら星」や「とんぼのめがね」が聞こえてきました。発表への期待が高まります!そしてその発表。正統派真っ向勝負と、面白勝負、勝負のかけ方が二分されるコンクールになりました!正統派の演奏は、この短時間でどうまとめてきたのだろうと思う美しい仕上がり。面白チームからは、ダンスや歌声付きの楽しいパフォーマンスが披露され、会場の笑いを誘います。軍配は前者。優勝したのは、オリジナルのアレンジに審査員も聴き惚れた、「とんぼのめがね」のFチームです。ほかの6チームを含め、皆さんそれぞれに連帯感と達成感を味わえた様子。充実の笑顔で写真撮影をして終了です。お疲れさまでした!